2020/06/16 日記

もう季節が進んで夏至が近づいてきた。地元に戻ってきたのはまだ桜が咲き始める前だったのに。時間が経つのが早い。残り少ない大学生活が終わろうとしている。この3ヶ月間は畑を手伝ったり、本を読んだり、映画を見たりしている。いろんな動画を見て勉強した気になっている。本という抽象的なものばかり考えていると実感がなくなっている。自分は何者なのか。これまで信じてきても多少の違和感があってもないことにしてきたものをなかったことにすべきなのか。実際にものを作っていないと自分がすり減っていく感覚がする。イラストレーションに憧れたこともあるがあまり絵をうまくすることに興味がないのかもしれない。ものを見ることへは関心はあるが綺麗に描こうとすると何だか抵抗したくなる。このコロナショックで景気がだだ下がりのタイミングで一人で東京で仕事をするのに気が進まない。またこの事務所で学びたい!なんて思うような事務所がない。デザインよりも自分の手でモノづくりをしたいという気持ちが大きくなっている。自分の好きなものを好きなように作りたいなんて甘ったるいことを言うななんて言われそうだ。ぼんやりとしたやりたいことなんて自立するのに邪魔なだけかもしれない。憧れだけでは仕事はできないのはわかっているが大学で評価されてことの自尊心が何者かになりたいと囁いてくる。自分は空っぽだと言う観念を胸を占めてしまう。